【精神保健福祉士になるために】私の精神保健福祉士 合格体験記

何かを始めるのに、年齢・性別、時期などは一切関係ありません。
あなたが「チャレンジする」と決めた日が、スタートの日です。
ここでは、私の 精神保健福祉士国家試験 合格体験記を記載しています。
精神保健福祉士を目指す、あなたの挑戦のヒントになればと思い、執筆しました。
記事中には
「私の合格勉強法7つのステップ」
「おすすめテキスト3選」
「キャリアアップ転職情報」
などを記載しています。
ゆっくりご覧ください。
基本情報
- 試験日 :2017年1月28日(土)
- 投稿者 :川口 敏男(サイト管理人)
- 受験資格:社会福祉士登録者
短期養成施設を卒業
(京都医療福祉専門学校) - 受験回数:1回
- 勉強方法:独学・セミナーの併用
- 勉強期間: 約9ヵ月
- 勉強開始:2016年5月からスタート
使用したテキスト・問題集
私が使用したテキスト・問題集は2冊のみです。(すべて中央法規出版)
社会福祉士国家試験の受験経験を元に、テキストは迷うことなく中央法規出版にしました。
- 精神保健福祉士国家試験過去問解説集2017
- 精神保健福祉士国家試験ワークブック2017(専門科目)
専門科目のみの受験だったので、下記の2冊にだけに絞りました。
今でも、売り上げシェアNo1の受験対策書です。
やはり、受験対策書は中央法規出版で決まりですね。


上記のテキスト・問題集は解説がしっかり記載されています。
解説を読むだけでも、受験勉強としてはすごく効率がいいですよ。
特に私のおすすめは、過去問解説集です。
受験対策で、過去問は必須です。「すべての受験勉強は過去問から始まる」といっても過言ではありません。自分なりに過去問を読む・解くなどを繰り返し、試験の傾向を把握するところからスタートすることをおすすめします。

利用した講座・模擬試験
私は、中央法規主催の「集中講義 実力アップ講座」を、受講しました。
- 講 座 :集中講義 実力アップ講座
- 模擬試験:仕事の都合で受けられず。


今でも大人気講師「伊藤 利洋 先生」の講義を受けたのを覚えています。
受験対策に関する書籍も多数出版されている方です。
過去問を分析し、非常にわかりやすく、そして楽しい講義であったことを覚えています。
特に、事例問題の解き方は参考になりました。
精神保健福祉士の事例問題は、文書が長く、その中に問題が数問出題される形式になっています。対策をしないと、事例問題だけで時間を取られていまうことになりかねないので、しっかりとした対策が必要です。
講座で各科目のポイントを確認し、過去問やテキストでポイントの箇所を、何度も繰り返し学習しました。
模擬試験は、仕事の都合で受講できなかったです。(非常に残念….)
模擬試験は、本番の体験を十分できるので、皆さんも是非、本番までに1回は模擬試験を受講することをおすすめします。
伊藤先生の主な著書はこちら↓
私の合格勉強法 7つのステップ
私が精神保健福祉士国家試験で、実際にやった合格勉強法7つのステップです。
これは、社会福祉士国家試験の時に、実際にやった学習法を、ほぼそのまま実践しています。
(社会福祉士合格体験記を読んでいただけている方は、読み飛ばしていただいてOKです。)
皆さんのヒントになれば幸いです。
それでは具体的に見て行きましょう。
- SETP1 勉強時間を確保する
-
働きながらの受験だったので、まずは勉強時間を確保するところから始めました。
1日最低2時間を確保しました。休みの日は、1日中確保するといった流れです。平日は、仕事が終わって、夕食を食べた後の21時~23時を勉強時間にあてました。
たった2時間でも、1週間にしてみれば14時間もの勉強時間を確保できますね。
14時間もあれば、1科目を一通り学習することは可能です。休日は、1日中勉強時間にあてました。(過去問を集中的に解いてました)
ゲーム・TV・Youtube・飲み会などはちょっと我慢して、必ず集中できる時間を確保することは大切です。(当時、独身でした)
勉強時間を取れなかった日もありましたが、その日はキッパリとあきらめて、「明日頑張ろう」で気持ちを切り替えていました。
まずは、勉強時間を確保するところから始めて行きましょう!
- STEP2 テキスト・講座を購入する
-
勉強時間が確保できたら、次は教材選びをしました。
下記が購入した教材と講座です。- 社会福祉士国家試験過去問解説集2014
- 社会福祉士国家試験ワークブック2014(専門科目)
- 講 座:集中講義 実力アップ講座

過去問 
ワークブック専門科目 
講座のテキスト 
当時の講座チラシ 当時、短期養成施設のスクーリングに参加していました。
そのワークショップの時に、みんなでいろいろ話しながら、「やっぱり中央法規のテキストだよね」ってなって、それがきっかけで購入しました。
社会福祉士の時も、中央法規のテキストで合格したので、迷いはありませんでした。みなさんも、教材・講座選びに困ったら上記の教材と講座をおすすめします!
※購入する時は、最新の教材と講座を必ずチェックして下さいね。テキストは、上記の2冊のみ購入し、それ以外の参考書には手を出さずに学習教材を絞り込みました。
合わせて読みたい
精神保健福祉士国家試験 おすすめテキスト3選
- STEP3 過去問を解く
-
教材が決まれば、次は実際に学習開始です。
私は、働きながらだったので、「テキストを読んで、問題を解く」という王道パターン(テキスト→過去問)では時間がかかりすぎると思い、
逆の勉強法、過去問を解いて、テキストを読む「過去問→テキスト」の順番で勉強を開始しました。
実はこれが、一番効率がよかったです。
過去問を解いて、過去問に出題された科目の該当箇所をテキストで確認する。
このシンプルな流れで、時間を短縮しながら効率よく学習を進められました。
過去問を解くのは時間がかかるので、まとまった時間がとれる休日に行うことにして
平日は、解説だけを読んでいました
(これも効果バツグンでしたよ)是非、実践してみてください!
- STEP4 過去問のよくでる問題を
テキストで確認・熟読する -
過去問を解いて、テキストを読む「過去問→テキスト」の順番で勉強を進めていると、過去問の答えや、解説を覚えてくる感じになってきました。
また、各科目のよく出る問題やキーワードなどを把握できるようにもなりました。
では次は、過去問の学習は、週一回程度の学習に抑えて、テキストを熟読するようにしました。
とにかく、テキストを熟読するだけに集中する。
何度も何度も繰り返して熟読する。そうすることで知識の整理が出来、本番に対応できるだけの「盤石な基礎」がここでようやく身に付き始めた感覚がありました。
- STEP5 A4一枚に知識をまとめる
-
STEP4で、過去問やテキストで学習してくと、知識や、暗記をしないといけないキーワードが増えてきました。効率のよい復習の仕方を考えるようになりました。
どうやったら、身に着いた知識を忘れずに暗記し、効率よく学習できないものかと考え、思いついたのが
知識・情報を一元化するでした。やり方はシンプルです。
1科目を A4のルーズリーフ 1枚に集約させることにしました。(裏・表)
時間の無い方は、講座のテキストの余白などに書き込んで一元化してもOKです。
これが、スキマ時間や、試験直前期に大きな威力を発揮しました。
特に、試験直前期は、2週間くらいですべての科目を見直さないといけない時期でもあります。
A4 1枚にまとめていると、それを見る・読むだけでスムーズに復習が出来たからです。
これは是非、やってみて下さい! 驚くべき学習効果がありますよ!
- STEP6 過去問で本番の訓練をする
-
模擬試験は、残念ながら受けることができませんでした。
その代わり、購入した過去問を時間を図ってやりました。
「模試は時間配分だよ」
「模試に決めつけられないように」などのアドバイスを社会福祉士試験の時にもらってましたので、特に時間配分を意識して自宅でやってました。
模擬試験について、私が考える、模擬試験をうけるポイント3つをお伝えしますね。
①本番を体験をしてくる。
②模試の点数は気にしない。
③学習到達度を確認する。
模試はあくまで、模試です。本番ではありません。
「本番に合格すればそれで良し」です。
本番の訓練になりますので、是非1回は受講しておきましょう。
- STEP7 STEP3~STEP5を繰り返す
-
あとは、ただシンプルに STEP3~STEP5を繰り返すだけを意識してやりました。
自信も少し付いて、模試や問題演習が少し楽しくなってきていたのを覚えています。
失敗したこと
私の失敗談はいくつかありますが
その中で、精神保健福祉士国家試験の時の、大きな失敗と学びを1つ挙げておきます。
試験当日に「時計」を忘れました!
これは致命的なミスをした、大きなしくじり失敗談です。
当時、持ち物チェックはしっかりやったつもりでしたが、いざ会場の自分の席についた瞬間に「あっ! 時計がない!」「時計忘れた!」
さすがに、焦りと不安でいっぱいになり、さすがに、腹時計でやるわけにはいきません。「今年は、落ちるな」と思いました。
試験が始まり、問題を解いていくのですが、さすがに時間が気になります。
「今、何時?・何分??」
特に、事例問題は時間配分をしっかりしないと、時間切れになるので、もう大変!
それでも、「最後まで問題を解いて帰ろう」と決意し、最後までやりきりました。
みなさんも、当日の持ち物はしっかりと準備をし、何度も確認をして試験に臨んで下さいね。
俺みたいになるな~!
試験前日の過ごし方
前日の勉強は、社会福祉士国家試験の時とほぼ同様に、過去問1年分を1回解いて、各科目A41枚にまとめたものを読み返して終わりにしました。
残った時間は持ち物チェックして、早めに就寝。
(時計が入っていないことには、当然気づいていない)

社会福祉士試験の時とは違って、よく眠れました。
前日は、知識の確認程度にし、持ち物チェックをして、気持ちを落ち着かせ早めに就寝することをおすすめします。
(時計忘れないでよー)
ちなみに、当日私が持参した、便利な持ち物として下記をおすすめします。
- 自分が学習で使用した入魂の1冊
- ひざ掛け
- 現金
- チョコレート
- お守り
試験当日
朝6時ごろに起床。
(試験は午後からでした)
いつも通り、支度を済ませ、気持ちを落ち着かせていました。
会場へ向かっている途中は、テキストなどを読みましたが、やはりまったく頭に入らなかったです。(眺めているだけ)これは、社会福祉士国家試験の時と同じでした。
受験者数も多く、会場は混雑していました。
会話も最小限にしました。
会場に着くと、すくにトイレの位置を確認して、席に着いたのを覚えています。
席に着いて、机の上に必要なもの(受験票など)を用意し、トイレを済ませて静かに待っていました。
その時、時計を忘れたのに気づき、大慌て。(詳細は「失敗したこと」参照)
本試験がいよいよ始まり、ものすごい不安の中で終わりました。
帰りは、反省と後悔の中、ゆらゆら電車に揺られながら帰宅。
合格発表と合格証書
合格発表日、仕事は休みをいただいていたので、自宅で(公社)社会福祉振興・試験センターのHPにアクセスして確認しました。
パソコンでをゆっくりスクロールし、受験番号を確認すると…私の受験番号がありました!
結果は、合格最低点での合格でした。
(あんた…ギリギリやん!)
試験結果
専門科目 44点/80点
合格基準点 44点/80点

精神保健福祉士国家試験に合格した瞬間でした。
すぐに、家族や職場の方に報告し、皆から「合格おめでとう」「よくやったね」と、喜んでいただけたのを今でも覚えています。頑張ってよかった!
後日、合格証書が送られてきました。


合格後にすること
精神保健福祉士になるには、国家試験に合格後、精神保健福祉士として登録しなければなりません。
登録をして、初めて「精神保健福祉士」と名乗ることが出来ます。
登録は合格後、必要書類をそろえて、免許税と手数料を支払い、(公社)社会福祉振興・試験センターに申請し、受理されれば登録されます。
(「新規登録の手引」は、合格通知と一緒に同封されています)

- 資格登録申請書
- 登録免許税 15,000円
- 登録手数料 4,050円
- 戸籍抄本・外国人の場合は住民票等
合格・登録後のキャリアは人それぞれで、みんな転職や昇進、結婚まで果たしていました。(羨ましいですね!)
私は、転職や昇進等は無かったです…..が、資格とれて自分の専門性が上がったことはうれしかったです!
みなさんも合格・登録すれば自身のキャリアや可能性は、確実に大きく広がります!
是非、チャレンジをして人生の可能性を広げて行きましょう!

最後に、みなさんへのメッセージ

ここまで、読んで下さり、ありがとうございました。
何かを始めるのに、年齢・性別、時期などは一切関係ありません。
あなたが「チャレンジする」と決めた日が、スタートの日です。
いろんなプロセスの中で、いろんな人と出会ったり、いろんなことを学んだり、感謝したり、
あなたは、確実に成長します。
そして、素敵な精神保健福祉士になって下さいね。
精神保健福祉士となった、あなたを待っている方が、必ずいらっしゃいます。
頑張っていきましょう!
ありがとうございました!
また会いましょう~。

